2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ジル・ドゥルーズ「批評と臨床」

Gilles Deleuze「Essays Critical and Clinical」 ドゥルーズもバートルビー論書いてるよー、ってアガンベンが言ってたので読んでみたんですが。畜生わたしはドゥルーズなんて断じて好きじゃないんだぜ、今読んでるフーコーが大著すぎなのであくまで彼はサブ…

西尾維新「きみとぼくが壊した世界」

ラノベです。というよりはラノベの体裁をとった、ジュブナイル向け正統派ミステリィかな?良質なSFである「涼宮ハルヒの憂鬱」を読んでも同じハメに陥るんだろうなあと思うけど、萌えやキャラ立てを軽くこなせるほど鍛錬してないからいちいち蹴つまづくし、…

デイヴィッド・ルーカス「カクレンボ・ジャクソン」

いい絵本を発見。子供ができたら読ませたいのでメモしとく。ていうかまずは相手からですよね〜。

石川雅之「もやしもん(5)〜(6)」

「菌類のふしぎ」展を見た。「もやしもん」を案内役に最大限使ってる展覧会です。類似分野のプロと、なんだか知らんが物おぼえがいい人(でも冬虫夏草と十二指腸を必ず間違う)と、わいわい言いながらいっしょに巡回。 オリゼーかわいい。6巻付属のぬいぐる…

ジョルジョ・アガンベン「バートルビー 偶然性について」

Giorgio Agamben I would prefer not to. ハーマン・メルヴィル「代書人バートルビー」において、バートルビーが雇用主の法律家に対して執拗に繰り返す台詞だ。 「しないほうがいいのですが。」 「なぜ拒むんだ?」 「しないほうがいいのですが。」 「したく…

舞城王太郎「好き好き大好き超愛してる。」

「愛は祈りだ。僕は祈る。僕の好きな人たちに皆そろって幸せになってほしい。それぞれの願いを叶えてほしい。温かい場所で、あるいは涼しい場所で、とにかく心地よい場所で、それぞれの好きな人たちに囲まれて楽しく暮らしてほしい。最大の幸福が空から皆に…

ジョルジョ・アガンベン「スタンツェー西洋文化における言葉とイメージ」

Giorgio Agamben「Stanzas: Word and Phantasm in Western Culture」 スタンツァは、あらゆる(詩の)技法を収容するに足る小部屋もしくは容器を意味する。(ダンテ「俗語詩論」) インスピレーションを受けて詩作をすることと、ロジカルに批評を構築してい…