2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

アイスキュロス「テーバイ攻めの七将」

オイディプス周辺の悲劇を、計らずしも時系列に沿って読むことになりそうな模様。この話は、彼と彼の母との間に生まれた彼の兄弟の話。ややこしいな。…オイディプスにとっては弟にあたる、オイディプスの子供達の話です。独白劇として聴いたら面白そ。

「未来」2006年7月号(No.478)

映画ネタが多くてよく判りません…のでひとまず退却〜! (後日追記?)

ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟(上)」

なるほど普遍的なテーマを扱ってるからあまねく人気があるってわけ。金原ひとみさんが(上)読んで感じたらしい程にはツマラナクなかったけど、私の期待がいかんせん過剰で……「!」の頻出するヒステリー会話に辟易したり…召使いごときの来歴はスキップしよう…

米澤穂信「春期限定いちごタルト事件」

高校に入学したばかりの小鳩くんと小佐内さんが、身近に起こるちょっとした謎(同級生のバッグが紛失した!とか)を解決するミステリ。謎解き能力に優れていることを隠し小市民たらんと苦慮する2人なんだが、解決してく事件がもともと、人の死なない小市民的…

W.B. イェイツ 「薔薇」

わたしは接吻をして嘆息つく。 坊やが大人になったなら 坊やの顔が見れなくなり、 きっと、わたしは淋しかろう。 - われは悦んで生を繰り返すものだ、 あらためて、更にまたあらためて。 たとい、盲をめった打ちする盲の、その曚昧の溝の 蛙の雄精卵に落込む…