川上弘美「パレード」



センセイの鞄」のツキコさんとセンセイが、畳にねそべりながらよしなきことを語る。ふたりとも淡々としているけど、一緒にいるここちよさ、息のあった掛け合い、羨ましいくらいだ。改めて思う、人と人との関係を説明するのに、恋愛か友情かなんて、そんな区分は本質的にはどうでもいいことなんだと。