「大人の科学Vol.09 」



遅ればせながら。プラネタリウムなかなかきれいです。投影面(距離)のアスペクト比が高すぎるのと、窓の外が明るすぎる(9車線道路…)のをホントどうにかしたい。
夜空を見て星座を見分けることは、絶え間なく発声される言語を文節し意味を理解するのと同じで、あるゲシュタルトを獲得することなんだと思う。例えば、河内弁みたいなべらんめえスペイン語の奔流に、知っている単語をいくつか見つけてそこから全体を秩序だてていくことと、夜空の無数の星を見て、明るい恒星を基準にいくつもの星座をみつけることは、同じなんだと。そう考えると、自分と同じ夜空を見ているのに違う世界を体験することのできる人というのが羨ましく、また、外国人に感じるような一種の距離感をも想像させられます。
ということで、確か昔「天文ガイド」買ってたよね?という友人に上映会をしてもらった訳ですが、いちど牡牛座を教えてもらったのに投影機をぐるりと一回転した途端にどれが牡牛座か判らなくなる、わたしはダメ人間です。


それにしても、学研の「・年の科学」で覗き込み式の星座表作ったのが懐かしくなる。豆腐キットやら光る骸骨やら風力発電やら、質の高いグリコのおまけみたいな付録をいろいろ作ったものだ。またたまには表紙裏で告知されてるのを見て「・年の学習」を届けてもらったり。付録は「・年の科学」のほうが面白いなぁと思った記憶があります。あとそういえば「ウータン」とか。要は子供版「ニュートン」なんだが、なんか怖いよぅという印象で(たぶん自然破壊などの写真が?)、購読は全然続かなかったけど。