「未来」2006年9月号(No.480)
松田美緒さん「音を紡ぐひとたち」が毎回なんだかいい雰囲気だ。編集してる人の狙い通りの効果を楽しんでるだけのような気がしなくもないが、紀行文風にしちゃ出逢った風景なり人物なりの写真がでてこないのが物足りないのか否むしろいいのか?
内藤寿子さん「サルトルとボーヴォワール、団地へ行く」のメモ、連載途中なので考えかけで保留:ボーヴォワールが枚方市・香里団地の住戸について「狭苦しさと醜悪さにびっくりした」これこそが日本側案内者がボーヴォワールに言わせたかった台詞だろう、彼らがそう言うだろうということは予めわかっていて案内したはずだ、ベトナム反戦運動に結びつけてもらおうというにはムリのある訪問場所の選定だろう、高度成長の裏側を外国人の声で語ってほしかったという方が妥当なんじゃないのか?