「UP」2007年11月号(No.421)



東京大学出版会のPR誌です。いつもは未來社のPR誌を読んでるんですが、いちばんの違いはやはり理系を扱ってること。ゲーデルくらいなら「現代思想」でも特集するけど、線遠近法だの超新星だのはなかなか無理でしょう。一般向けの啓蒙書ならば兎に角、理系のおもしろい読み物というのは人文系のそれ以上に企画が難しいだろうと思う。
それにしても小林康夫は、本当に編集者たちに愛されてる。もしくは信頼されているのか。書くものの自由度が非常に高くて、パロールをそのまま落とすことが許されて、ちゃめっ気が寛容されていて。



↑11月号の書影が見つかりません。