港千尋「自然 まだ見ぬ記憶へ」



インターコミュニケーション誌の連載を纏めた本。自然と人間活動の関係を、何章にもわたり視点を変えながら啓発してるような体裁。本の性質上は仕方のないことだけど物足りないです。多少の興味は持っていた分野だったからか、この章の話はあの批評の延長だとか、そんな確認作業が少なくなかったような。
今までにはこの著者のは短文ばかり読んでいてそれらは全て印象的で←さまざまを喚起させるところが良い、この本もそういうものとして見れば素晴らしいんだが。やっぱり「映像論」から入り直そうか。