フラナリー・オコナー「オコナー短篇集」



良質の文学作品に触れたときの静かで豊かな時間があった。すばらしいっす。不具者…奴隷…プアホワイト…田舎者…阿呆…弱者を見つめる冷徹な眼。オコナーは24歳から39歳で死ぬまで、紅斑性狼瘡(こうはんせいろうそう、脚と顔の下半分の骨が柔らかくなる不治の病)に苦しめられながら作品を書き続けたのだそうだ。