2007-05-12から1日間の記事一覧

フラナリー・オコナー「賢い血」

偏狭なキリスト教説教師と彼を巡るひとびとの話。 大江健三郎がオコナーを好きなのが腑に落ちた。哀れまれるべき貧困層の滑稽さや、挙動の愚かさが淡々と語られていて、彼らを支配している因果律を読み取ることはとても困難で。救済を求めることに対して誠実…